確認申請に混乱生じる
  改正建築基準法施工から半月
(2007年7月13日 日刊木材新聞)
木造3階建て、影響大
 改正建築基準法が6月20日に施工され、確認申請の現場での混乱が生じてきた。関連告示が出そろうのが直前となるなど細部で不透明だった部分も多く、木造関係では3階建てなどの構造計算を必要とする物件では「技術的な基準が明確になっていないこともあり、技術解説書が出る7月末くらいまでは申請を引き受けないようにしている」という確認機関もあり、木造3階建てなどでは大きな遅れが生じることになりそうだ。
6月20日の改正建築基準法の施工に際しては「かなりの量の申請が20日以前に出され、バックオーダーを抱えてなかなか新規の物件にまで手が回らない」という話が聞かれる。
ある確認検査機関では「確認審査自体に要する時間も5倍くらいかかる。申請図書についてもまだ周知されておらず不備が多い」と確認を受ける側でも対応に苦慮している。誤字脱字等の修正は認められているが、「法で求められている内容が記載されていないで、不適合の判定を受け、再度申請を出し直すと、また別の場所ではねられる」といった事例もあるようで、工期遅れは必至の状態。従来の不適合個所を指摘して補正し確認を通すやり方は「不正につながる。建築士という有資格者が申請してきたものに、そもそも間違えがあってはならない」というのが行政の立場のようで、いつになったら確認が下りるか分からないという声もある。
号建築物でも申請図書は大幅に増加しており、確認審査機関では窓口での受理に際して書類の漏れがないように努めているが、一巡するまでは混乱が続きそう。構造計算を伴う木造3階建てなどの場合は、技術解説書が出るまでは受理しても基準が異なっていたら大変と「出来るだけ断るようにしている」「チェック項目が多く25日くらいかかりそう」と、しばらくは大きな遅れが生じそうだ。4号建築物については、駆け込み申請が多かったせいか、現時点では申請そのものは少なめだが、書類の不備や図面の不整合などのチェックで時間を要し、申請窓口には申請待ちの列ができるところも出ている。 確認申請、審査の遅れが続いていることで、プレカット工場への発注なども影響は避けられないのではないかと見られる。

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