
(建設工業新聞 平成21年6月26日)
あす。金沢市内で説明会開催
全国17拠点と約300の工務店で構成する「住まい'S DEPO.」(岐阜県岐阜市旦島中1丁目5‐25)=年内に全国30拠点と約1000の工務店ネットワークを構築予定=の「住まい継がれる魅力的な日本の家サポートシステム」が、国土交通省の「長期優良住宅先導的モデル事業」に採択された。地域の中小住宅関連メーカーが、容易にモデル基準に基づいた住宅を建設・管理できるようサポートするもので、4日に施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」への対応策として注目される。27日には、北陸の3支店がメーカー向けのモデル事業活用説明会を金沢市内で開催する。
この法律は、長期にわたって居住することが可能な住宅の普及促進のため、構造躯体の劣化対策や耐震性、維持管理・更新の容易性、省エネ性等を有し、かつ、建設後の維持保全や資金計画を整えた住宅を建設した際に、モデル事業として国が助成するもの。少子化等の影響で住宅ストック数が世帯数を上回っているのに対し、日本の住宅寿命が短く、既存住宅の流通シェアが欧米に比べて低水準にあるが、いいものを手入れすることでより長く使用するという考えから制定された。
同社は住宅の基本理念を①社会背景や住まい手の環境に制限されない②住宅に関わるすべての事業者と住まい手が住宅の状況を把握し、必要時にいつでも利用可能③再販時にそれらの情報に基づいて評価し、流通させる―と定義。その上で次世代に住宅を資産として継承させるための新たなシステム「環の家」を提供する。
このシステムのポイントは、地元メーカーが施主に対してワンストップサービス、瑕疵担保および性能評価はハウスジーメンと提携し、モデル申請に必要な書類作成などのメーカー側の負担軽減を図っている。また、維持管理計画に基づく個別の住宅履歴情報を連携機関と管理し、長期に渡りメンテナンス・リフォームに対応、再販時にはその情報を元にローン付けを行う。
仕様面については優良住宅基準を保持(省エネ対策4等級、劣化対策3等級、耐震2等級、維持管理対策3等級)するための一定の制限を守れば、それ以外の部分を自由に設計することが可能だ。システム利用には、同社への入会手数料と、設計パック費用31万5000円が必要。
北陸には現在、福井支店として中西木材㈱、富山・石川支店として㈱江守と㈱ムラモト、にいがた支店として新潟センチュリー㈱が所属しており、27日に金沢市北安江の勤労者プラザで北陸支部によるシステム説明会が開催される。会への申し込み・問い合わせは中西木材㈱の中西(電話090-3298-8587)