
提案事業の基本的な考え方
住宅が長寿命化するということは必ず住まい継がれるということ。これまで個人資産であった住宅に対する認識を根本的に社会資産と捉え直す必要がある。
その上で私たちの長期優良住宅とは、①その時々の社会背景(高齢化介護社会、戸建賃貸住宅の普及、2地域居住者の増加など)と住まい手の必要とする住環境(家族構成・人数・年齢・世代・健康状態など)に制限なくベストに対応できる住宅であり、②住宅の建築・流通・金融にかかわるすべての事業者が、あるいは住まい手が住宅履歴情報をきちんと蓄積・管理でき、必要な時にいつでも活用可能である住宅であること。更に、③再販流通時にはそれらの情報を基にきちんと価値を評価、ローン付けし流通させる体制が整備されていることが重要であると考える。
①については、可変性を重視したセンチュリーハウジングシステムの設計コンセプトを基本に、居室ゾーン、水廻りゾーンにかかわらず建物全体を自由度の高いなおかつ特殊な工法や材料の制約を受けない設計建築を推進する。②、③については一般的にその運用面において“誰がするのか”“どこでするのか”“具体化できるか”が一番の課題であると考えるが、当社ではそのネットワーク体制及び提携企業およびワンストップサービスの提供により具体化する。
先導的な提案の内容
・住まい’S DEPO.ワンストップサービスにより、設計・施工・住宅ローン・その他金融・検査(出来高、瑕疵、適合証明、性能 評価)・保証(完成、地盤、瑕疵)を提供し、そこで得られる住宅に関する情報を一元的に管理する。
・施主と関係者(当社及び施工工務店)の情報管理委託契約により、履歴情報をメンテナンスや改修のためのスムーズな 住宅部材供給に活用し、住宅履歴の更新をする。
・新築時にスタートする住宅履歴情報を安全に運用するために、その情報を電子化し専用サーバーにより保管する。専用 サーバーは高いセキュリティ性を確保し、施主及び関係者のみがアクセスでき、メンテナンス履歴を自身でも容易かつ素早く更新できるようにする。
・数値化され定量的に表示される長期優良住宅認定基準などにより住宅の基本性能を確保する。
・住まい手の変化(若夫婦、多世代家族、老夫婦、老夫婦+介護者・・・のすべてのライフステージ)に柔軟に対応できる、 水廻りの自由度を含むあらゆる可変性を持たせる設計提案・資材供給をする。
・地域の気候風土やその特性に配慮したパシッブデザインを設計シミュレーションソフトにより取り入れ、住まい手が心地よ いと感じる空間とすること、更にはその計算された通風・採光の自然エネルギーに寄与する設計提案・資材供給をする。
・基礎、床下、軒裏、天井、壁内など、配管、配線の点検・清掃・補修・更新など維持管理が居住者にも容易にできる設計 提案をする。
・住宅の再販流通時にはそれらの情報に基づいて残価価値を適正に評価し、当社のネットワークから再販流通情報を発信 する。さらにその評価に基づいた住宅ローンを提案・融資実行する。
・当社のネットワークを活用して、再販流通を目的とした継続的な住宅固有の情報を管理し、維持管理を目的とした効率的 な住宅部材の供給を実行する。
今後の事業推進に関する方針
“株式会社住まい'S DEPO.”は、日本全国の建築資材流通店のネットワークである。
究極の地域産業である住宅業界において、地域の建築資材流通店と工務店がパートナーとなり長期にわたり優良な住宅を供給し維持管理していくためには、住まいづくりのワンストップサービス(金融・検査・保証・保険・設計・施工)を施主に対して役割を明確にした上で実行できるシステムが必要であると考えた。
住宅を長期に維持管理するとは、その住まい手の家族構成が変わることもしくは住まい手そのものが変わる事を想定し、安心して安価にリフォームが出来る可変性と再販流通を可能に
するシステムが必要となる。具体的には、新築時にライフスタイルと都市化傾向を考えた可変性能の高いモジュール化構造躯体の設計パッケージ提供と、施工水準を確保するための検査のうえ建築された住宅のローン付から住宅情報履歴管理までをシステムとしてワンストップで提供する。また、住まい手の成長に合わせたプチリフォーム提案、再販流通時には購入者のライフスタイルに合わせたリフォーム提案から中古リフォームローンの提供と、その住宅が存在する限りその住宅の履歴情報管理と再販を目的とした融資実行力が必要となる。
私たちは
、このかつてないワンストップサービスシステムを更に利便性の高いシステムへとカスタマイズを重ね、また全国にそのネットワークを拡充していくことで長寿命住宅の整備を目指す。